麗しのワイルド ビースト
泣きながらドラマを見てる林檎にちょっとイラッとした。



「泣かせていいのは俺だけなんだけど~」

「感動したらムリ!!」



まぁいいか、あとで鳴かせてやるから。



そう思ってたのに俺の腕の中でカクカクし始めた…。



ドラマは真剣に見てたくせに…。



「林檎、ベッド行くぞ」

「抱っこ…してぇ?」

「掴まれよ?」



抱き上げた林檎をベッドに寝かせたら即寝!!



容赦なく襲います。



だって林檎は俺のもんだから俺の好きにしていいんだ。



「起きろ林檎」

「だぁめぇ~…」

「あんまり声出すなよ?隣の部屋、のぞみだから」

「やぁん…」



林檎がその気なら聞かせてやるか。



廊下には響かないけど隣の部屋だとちょっと音が漏れんだ…。



またバイト三昧だから今のうちに林檎を溜めとこ…。



我慢できなくなったら学校でもいいけど。



でもちょっと充電…。



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