麗しのワイルド ビースト
放課後はソバ屋でバイト。



なぜか俺だけキッチンでネギを切らされてる…。



他のヤツらは忙しそうにオーダー取ったり皿洗ったり。



林檎は主に料理を運ぶ役。



度々大学生に口説かれてる…。



ロリ顔は受けんのか?



「あっちゃん、学生多くね?」

「大学が近いから。早くネギ切れよ」

「はいはい…」



大学が近くにあんのか…。



もう林檎を口説くな!!



独占欲が湧き出してしまうから…。



「林檎タンって本名?」

「はい」

「合ってるね、カワイイ感じで」

「ありがとうございます…」

「じゃあメシ行こうよ。マジ奢るし」

「だからそれは…」



持ってる包丁を投げ付けたくなる…。



俺の林檎に話しかけんじゃねぇ。



シバくぞコラ。



「お客さん、うちの看板娘口説くのやめてもらえますかね?」

「別にいいじゃん?俺、林檎タンマジ好きになりそう」

「刺すぞコラ」



あっちゃん…?



こわっ!!!!!!



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