麗しのワイルド ビースト
そして林檎の検査は異常なし。



晴れて退院した林檎を初めて俺の部屋に招いた。



「すご~い!!虎君ってお坊ちゃま!?」

「ん」

「ちょっ…」

「いつまでしゃべってるつもりだよ。今重要なのは家じゃなくて俺だろ」



早速脱がせた林檎の服。



うわっ、痣だらけ…。



「痛いか?」

「触らなきゃ平気っ…」



今日は前より優しく扱ってやる。



いつ見ても小さい林檎の体を壊さないように…。



強く抱きしめたら折れて粉々になってしまいそうだ…。



「虎君も…脱いで…?」

「あちぃな…」



汗で湿った体が林檎に触れるとさらに熱くなる。



俺でこんなに乱れる林檎が…。



好きだ…。



「ねぇねぇ虎君、お父さんとかお母さんは?」

「仕事じゃねぇの」

「冷たいっ!!」

「動いたら貼れねぇだろバカ」



林檎の体の痣に処方された湿布を貼ってやる。



それだけで楽しそうにする林檎がかわいくて仕方ない…。



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