麗しのﾜｲﾙﾄﾞ ﾋﾞｰｽﾄ
俺はこんなにヤキモチ焼だったのかとショックを受けながら過ごした林檎ん家での休日はあっと言う間に過ぎた。



そして冬休み明け直前の自宅。



「「ワォ…」」



アメリカからの訪問者多数。



ヤツらが俺ん家にやって来た。



「ねぇ虎之助!!林檎はどこ!?」

「まだ部屋で寝腐ってる…。朝はえぇよバカ…」



まだ明朝だというのにテンションが高い３人。



家を見て若干ビビッてる模様…。



「虎之助の父が大会社の社長とは知ってましたが…」

「もう少し寝て来ていい？」

「日本は客人を放っておく風習でもあるんでしょうか？」



嫌みったらしい浬音にイライラ…。



新年の挨拶とかで会社や取引先を駆けずり回ってる親父と母ちゃんは不在。



林檎は目を離すとフラフラするから俺の部屋に監禁中。



まだ素っ裸で寝てやがる…。



「取り合えずコーヒーでもっ!?勝手に開けんなっ!!」

「うわぁ～!!すごいね!!家の中に車がある!!これってインテリア感覚？」

「そこは親父の趣味部屋…」



やりたい放題の親友…。



< 287 / 518 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop