麗しのワイルド ビースト
金のボタンが5つ…。



これは学ランの?



「前のトップが次のトップにやるボタンだ…」

「えっ、興味ねぇんだけど…。トップ気取ってるわけでもねぇし…」

「それじゃあ俺の顔が立たねぇだろ!!潔く負けを認めてるっつーのに…」

「で、桜なわけ」

「それを信頼する仲間に4つ托す。1つは自分で持てよ。その4人がお前の軍隊のトップだ」



軍隊とかさぁ~、マジでめんどくさい。



俺はひとりで好き勝手やってたいのに。



「相当いらねぇ…。下とか着ける気もねぇ…」

「ひとつ俺に託せ。そしたら3年はお前のものだ」

「そうスか。はいよ」

「お前、マジでどうでもいいんだな…」



そんな縄張り争いに興味はねぇし。



好きにやって女といれりゃあ十分だ。



「尾崎、俺を小さい揉め事に借り出すんじゃねぇぞ」

「はいはい。じゃあお邪魔しました」



母ちゃんに頭を下げた尾崎は部屋から出て行った。



やべぇなぁ~…。



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