麗しのワイルド ビースト
それからふたりでリビングへ行くとみんなはご飯の真っ最中。



「何してたの?」

「そんなの決まってんだろ」

「相変わらずだね虎之助」

「黙れチビユタカ」



相変わらず?



それはなにかい?



アメリカでもこんなことばっかりしてたと?



「ねぇ理音君、元カノとか…どんな人だったの?」

「僕の元カノですか?」

「まさかっ!!虎君の!!」



虎君がお風呂に入ってるうちにこっそり偵察してます。



だって気になるんだもん!!



「虎之助の元カノ?超美人ばっかり。一時期モデルとも付き合ってたし~、主に年上の女だったかな?」

「ユタカ君っ!!」

「虎之助のことならなんでも教えてあげるよ?」



見かけによらずいい人!?



理音君は真面目に答えてくれそうだから聞いたんだけど…。



この際、教えてくれるならユタカ君でもいいや。



「年上の女?」

「あの顔だからさ、選び放題だったよ。少し冷めてるとこが女受けよかった」

「それで!?」

「遊んで、捨てての繰り返し。虎之助の趣味って年上の女じゃん?おっぱい大きくて、金髪で、床上手」



ごめん、正反対…。



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