麗しのワイルド ビースト
ギャーギャー騒いでるアホ達をほっといて今はこっち。



「お父さんに言わない?」

「言わねぇよ~!!俺だってこんな感じだし」

「よかった…」

「でもマジ意外。あのお坊ちゃんがこんな学校でトップなんて」



いや、身内は結構ここに入るんですわ。



で、荒波に揉まれてもやっていける精神力を着けるためとかで。



だから俺もここに入学させられたわけ…。



「ケンカしたかったのか?」

「したかった。お前睨むし…」

「これは目が悪くてよく顔見えねぇからさ。だから本人かどうかもわかんなくて見てたってわけ」

「超シラける…」



このストレスはどこで発散すりゃあいいんだよ…。



マジで誰もケンカ売ってこねぇ…。



「虎之助坊ちゃん、報告です!!」

「翠っ!!気持ちわりぃ呼び方すんな!!」

「そんなこと言っていいのかなぁ~?あれ」

「ん!?」



校門に人影発見…。



出迎えるぅ~!!



「待って荒瀬っ!!」

「なにっ!?」

「あれ、たぶん俺の客」



はぁ!?



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