麗しのワイルド ビースト
見事、大事なところにヒットしてくれたみたいで悶え苦しんでる…。



でも次の瞬間また髪の毛を掴まれて起こされた。



「ふざけたことしてんじゃねぇぞ…」

「んっ…」



痛い…。



痛くて涙がでそう…。



「デジカメよこせ」

「はい」



写真!?



パシャッと撮られた下着姿の写真…。



ヤダ…。



こんなのイヤ!!



「どっかに隠しとけ」

「了解」



デジカメを持って部屋を出てった男…。



本当に助けに来てくれないの?



その時だった。



バンッと開いた部屋のドアから顔を出したのは転校してきたばかりの柴田君…。



片手にデジカメを持ち、もう片手には部屋を出てった男を引きずってた。



なんで…柴田君?



「お前らのやり口なんかお見通し。2度も同じことして…バカじゃねぇか?」

「だから俺に会社潰されんだよなぁ~。能無しのクソが」



虎君っ!!



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