麗しのワイルド ビースト
そんなあたしが虎君にベタベタくっついてからしばらくして。



2年生の終了式です。



この学校ではすぐに2、3年生のクラス分けが発表される。



まぁこのクラスはほぼ変わらないメンバーだから今回もあたしはF組。



もちろんモモとか京平達も一緒。



「今年度も一緒だね~。嬉しいね、虎君」

「は?」

「へっ!?」

「俺、A組だし」



ななななななななななななななな、なぁにぃ!?




なんで!?



なんでF組から急に頭のいいA組に行けるの!?



相当頭よくないと…頭…いいんだ…虎君は…すっかり…忘れてた…。



「やぁだぁ!!虎君と一緒じゃなきゃイヤ~!!」

「いつからそんなに駄々っ子になったんだよチビ林檎」

「だってだってだって!!最後の高校生活…虎君と過ごじだがっだぁぁぁぁ」

「泣くなよバカ」



A組とF組じゃ離れ過ぎてる…。



授業中の寝顔も見れないのなんて…拷問っ!?



これは神様があたし達に与えた試練ですか!?



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