麗しのワイルド ビースト
次の日も俺から林檎の元へは行かなかった。



林檎も来るはずもない。



代わりに俺んとこに来たアホ1年。



「今日からバラ、名乗らせてもらいます」

「勝手にしろやうぜぇな」

「あれ?潰さないんですか?噂と違いますね。弱そうだし」

「意気がってんじゃねぇぞガキが」



暴れまくり。



1年とケンカしまくった後、卒業した尾崎のボタンを海里に託した。



マジでない。



林檎が家に帰ってねぇって…。



おめぇが浮気してんじゃねぇの?



マジムカつく。



「京平さん、合コン開いてくださいよ~」

「光輝今フリーだっけ?俺の彼女の友達なら紹介してやるよ」



珍しく京平が彼女と続いてる。



合コン?



「俺も行く」

「「虎がぁ!?」」

「悪いかよ」

「いや、別に構わねぇけど…」



マジでムカつくし。



もう林檎なんか知らねぇ。



俺はマジでグレる。



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