麗しのワイルド ビースト
虎君のお父さんは帰って来なくて、お母さんと虎君、プラスのぞみチャンとご飯を食べた。



やっぱり食べっぷりがいい虎君は全部完食。



作り甲斐があるってもんです。



その後はお風呂に入って虎君の部屋。



今日はもう勉強しないってさ。



「疲れた…」

「あたし虎君が勉強してるヤツ、さっぱりわかんないもん」

「お前頭悪すぎ…」

「だってうちの学校からあんな頭のいい大学行く人なんていないよ!?」

「受かるけどな」



その自信はどこから来るの?



虎君が努力してる姿なんてつい最近見たばっかりだし…。



前代未聞のFからAクラスに入った人らしいけど…。



あたしにそんな自信ない…。



「あたしも少し頑張ろうか…な?虎君?」

「…………」



寝てる…。



勉強疲れの虎君の寝顔は少し疲れてるようにも思えた。



最近は授業もまともに出てるみたいだし…。



うん、偉い。



あたしも少し頑張ろうかな…。



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