麗しのワイルド ビースト
そして帰ったアパート。



なぜ虎君のバイクが止まってますか。



なぜ玄関に靴がありますか…。



なぜいるんですか!!



しかもなんでこんなにいるの!?



「それ違うって!!虎ってケンカ強いくせに格ゲーダメなんだな!!」

「リアリティに欠けてんだよこんなもん!!おっ、林檎。おかえり」



ここ、一応女のコの部屋なのね?



ゲームも置いてなかったし、こんなに男臭くないのよ。



「なんでいるの!!」

「お前の部屋は俺のもんだ」

「ほ、本気?」

「ほら、尾崎と翠からの差し入れ」

「だぁっ!?なんでゴムなの!!」

「バカになんねぇじゃん、これ買うの。それともガキ欲しい?」

「違っ!!もうイヤ…」



アホばっかり…。



あたしの静かな部屋を返して…。



「赤髪君!!あたしのクッションに座らないで!!」

「赤髪って…。俺光輝(コウキ)っス!!」

「光輝!?それ返して…」

「はい!!林檎先輩カワイイっスね~」



そりゃあどうも…。



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