麗しのワイルド ビースト
目が覚めたら虎君の腕の中にいた。



既に起きてた虎君があたしをギュッと抱きしめてる…。



ん~…心地いい…。



「おはよぅ~…」

「もう昼だぞ」

「えっ!?学校!!」

「日曜だっつーの…」

「あっ、そっか」



だったらまだこの腕の中に納まってよ…。



超心地いいし…。



虎君も離そうとしないからこのままでいいや。



「なぁ、今日さ…」

「なぁにぃ~?」

「祖父さんに会ってくんねぇか?」

「えっ!?ヤダ!!超怖い!!」

「前ほどの貫禄はねぇよ…。ちゃんとさ、林檎を紹介したいっつーか…」



キュン…。



お祖父さんは怖いけど虎君の気持ちが嬉しくて行くことにした。



その前に服を買ってくれた虎君…。



清楚な感じのワンピース…。



はい、ギャルっぽい服で行くなってことですね…。



試着室で着替えてから虎君のお祖父さんの家に向かった。



マンションのワンフロアが家っ!?



やっぱりすごい…。



いや、ビビってる場合じゃない。



絶対認めてもらわなきゃ!!



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