麗しのワイルド ビースト
よって、お仕置きターイム!!



ベッドに横になってた林檎の上に乗っかった。



慌てろ慌てろ。



俺はお前のその焦り方が好きだ。



「そ、そう言えばどうして服着てないの!?」

「俺の着替えがねぇからだろ。これ、コンビニパンツだし」

「風邪ひくよ?」

「平気だ。常に動いてりゃ寒くねぇから」

「や、ヤダ!!」

「好きなら従えチビ」

「やぁっ…」



日に日に従順になる体と心。



そうやって俺だけにしか反応しないようになればいい。



俺も精一杯尽くしてやるから…。



「虎君!!携帯鳴ってます!!」

「ちっ…」



今からって時に邪魔をした犯人は同じクラスの翠。



コイツは俺には及ばないけどケンカのセンスは桁外れ。



邪魔しやがったな…。



「今すぐ殺してやろうか…」

「まさか林檎とイチャってた…?」

「用件だけ言え」

「尾崎さんがやられた」

「誰に」

「ユリ」



尾崎…だからこういうチームはイヤだって言ったんだ。



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