麗しのワイルド ビースト
きっと翠君のことだろうな…。



こう見えてめちゃくちゃ友情に熱いし。



そんな虎君が大好きだったりする。



「虎く~ん?」

「なんスかぁ?」

「昼休み、お昼寝しよっか」

「ん~、襲うかもな」

「学校で!?」

「そういや久しぶりだよな、学校で」



大変なんだろうから従っとこう…。



少しでも癒されればそれでいいかな…。



なんて思いながら着いた学校では久しぶりに見る制服姿の翠君。



やっぱりコレだよ、翠君は。



血まみれの2年生を引きずってた。



「なんだソレ」

「反逆者。ちょっとビシッとな」

「へぇ~、さすが翠」

「でさ、やっぱ世話になるわ。モモの親父さんは俺がなんとかするから。虎、よろしくな?」

「任せろ」

「じゃ、虎の生活も少し楽にしてやるからそれは俺に任せろ」



うん、いい感じ。



残りわずかの高校生活、悔いのないように過ごそう。



もちろん虎君の隣で。



「あっ、林檎、モモは落ち着いたら学校来させるから。虎、軽いバイト、回してくんね?」

「おぉ、俺はキツイぞ?」

「望むところだ」



なんか清々しい気分です!!



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