麗しのワイルド ビースト
妬いちゃう林檎がカワイイ…。



背中にキスマーク付けたれ。



「くすぐったい…」

「お前は俺の」

「じゃあ虎君は?」

「俺はみんなの虎君だ」

「ヤダ!!あたしの!!」



久しぶりに味わったこの温かさ…。



やっぱ林檎は癒されるわ…。



俺、お前じゃなきゃ安心して隣で寝れねぇよ…。



「そういや腹減ったな…」

「あたしも食べてないよ」

「なんか食いてぇ?」

「あっさり~、さっぱり~、低カロリ~のご飯」



ルームサービスを頼んだ。



もちろん俺だからタダなわけで。



林檎がいくら贅沢しようが、このホテル内ならタダ。



めっちゃセレブだな。



しばらくすると部屋のベルが鳴った。



「俺を私用に使うなよ…」

「悪いな京平。どうせコキ使われてんだろ?お茶くらい飲んでけよ」

「そのつもり~。コーラパクって来た」



それ、給料から差っ引いとくわ。



京平が持って来てくれたアサリのパスタ。



「虎君、ギャグでもブチかましたつもり?」

「は?お前アサリって言っただろ」

「アッサリって言ったの!!」



うわっ、俺寒っ!!



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