麗しのワイルド ビースト
5つのユリの紋章が入ったボタンと尾崎のサクラを取り戻した。



これでチームがひとつ減った…。



「お前らうちの下っ端だからな」

「くそっ…」

「じゃあまた明日~。行くぞ虎。虎?」



しゃべりたくない。



歩きたくない。



眠い…。



疲れた~…。



「翠、お前が運転しろ…」

「俺!?乗っていいの!?」

「林檎ん家まで…」



少し我慢すりゃ眠れる…。



もう体力の限界…。



「着いたぞ虎~」

「ん、じゃあ明日バイク返せよ…」

「お疲れっ!!と、忘れもん」



5つのユリボタン…。



疲れたぁ~…。



林檎の部屋のカギを開けたらチェーンはかろうじてかかってなかった。



服着てやがる…。



体も痛いし顔も痛い…。



「ただいま…」

「んっ…虎君…大丈夫!?」



林檎だ林檎…。



眩しいから電気つけんな…。



もう…おやすみ…。



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