麗しのワイルド ビースト
相当疲れたのか、爆睡中の林檎…。



解いたネクタイでベッドに拘束…。



してやろうかと思ったけどやめた…。



林檎には林檎の人生があるんだもんな…。



俺がここに監禁したからって悲しむだけだろうし…。



やけになって脱ぎ捨てたスーツ。



熱いシャワーを浴びながらなんだか悲しくなった。



でも林檎の気持ちが俺から離れなきゃいいかな…。



ってさぁ、俺ってどんだけ林檎が好きなわけ?



「超好き…」



寝てる林檎にキスしてから俺も眠った。



次の瞬間、目を開けるといい匂いと共にエプロン姿の林檎。



片手に持ったフライ返し…。



襲いてぇな…。



後ろ姿に欲情しつつ、ベッドを抜けだしてギュッと抱きしめた。



「部屋戻ったのか?」

「うん、シャワー浴びて来たから!!パンケーキ食べる?」



着替えて髪もセットされてる林檎。



目が覚めた時くらい隣にいろってーの…。



クリーニング仕立てのシャツを着ながら林檎の作ったパンケーキ。



「チョコソースかけて」

「朝からチョコ?」

「頭働くんだよ」



林檎が嫁になったら毎日こんな感じ?



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