麗しのワイルド ビースト
適当にあしらってから仕事に取り掛かった。



昼頃になり、忙しい俺に嬉しい出来事。



「林檎チャンが来たわよ」

「えっ!?」



ドアから顔を出してる林檎発見っ!!



手には弁当箱らしきものっ!!



飛びつきたい衝動にかられたがっ、俺は翠と森谷以外のスタッフのため、威厳を保たなければならない。



「なにしに来た?」

「お昼…まだならって…」

「調度いい、腹減った」

「よかった!!」



ニコニコしちゃってる林檎をこのまま休憩し室に連れ込んでガブリと食ってしまいたい!!



チクチク刺さるコンビニ弁当を食ってる従業員の視線は無視。



出来た嫁だろ?



もっと羨ましがれ。



「じゃああたし行くね!!お仕事頑張って!!」



へっ!?



一緒に食うんじゃねぇの!?



行くなっ!!



「今日どっか行くのか!?」



引き止めちゃった…。



振り返った林檎もまたカワイイ…。



「モモのとこに遊びに行って来る!!」

「お、おぉ…。気を付けてな…」



俺の帰りを待ってんじゃねぇのか…。



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