麗しのワイルド ビースト
やっぱりあたしは虎君以外考えられない!!



ってかもう虎君だけでいい…。



疲れ果ててお風呂から出た時だった。



部屋の中に鳴り響く虎君の携帯の着信音。



もしかして今から仕事とか行っちゃう感じかな…。



そう思ったら帰ったはずの翠君からの電話だった。



「えっ、マジで!?わかった、時間出来たら見に行く。3日休みやるからゆっくりしとけよ」



それはまさかまさかのチビチャン誕生の知らせでした。



予定日まではまだ少しあったんだけど…。



「翠似の女だって」

「翠君似なの!?早く見たい!!」



モモがお母さんになりました。



今日は嬉しくて眠れそうにない…。



「お見舞い行っていいかな!?」

「喜ぶんじゃね?出産祝い、なにかやるか」

「うん!!今度一緒にベビーグッズ見に行こう!!」



数時間後、あたしの携帯に送られてきた写メ着きのメール。



産まれたての赤ちゃんだ…。



しばらくメールを交換してたら隣で虎君が眠ってた。



お疲れ様…。



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