麗しのワイルド ビースト
ピンク色の産着を来た赤ちゃんを抱いてるモモ…。



雰囲気がママだ…。



「ごめんね、林檎。抱っこの順番、翠の次になっちゃった!!」

「えぇぇぇ!?翠君に抱かせたの!?」

「ガッツリ手とか洗わせたけどね!!」



元気そうなモモに安心…。



冗談も言えるみたい。



抱かれてる赤ちゃんを覗くと確かに翠君似!!



「ちっちゃい…」

「抱いてみる?」

「いいの?」

「当たり前でしょ」



初めて『赤ちゃん』を抱っこした。



柔らかくて…暖かくて…なんとも言えない…。



今まで抱いたことのない感情…。



「ヤバ、カワイ過ぎて泣きそう…」

「泣くのは自分の子の時にしてくれる?」

「えへっ!!」



でもとにかくカワイイんだ。



傍らでミルクを作ってる翠君は既に尻に敷かれてる。



「あっ、虎君も来たいって言ってたよ」

「忙しいから来なくていいのに…」

「確かに疲れてるね。大学は楽だって言ってたけど」

「虎、頑張り過ぎて倒れんじゃねぇかと思う。よし、人肌っ!!」



えっ!?



翠君がミルクあげるの!?



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