麗しのワイルド ビースト
どうせ俺から離れたくなくなるんだから。



旅行に行ったり遊びに行ったり、林檎は学生を楽しんでるみたいだった。



俺は仕事が恋人で、林檎が浮気相手みたいになってっけど。



でもそれももうすぐ終わる。



2年で専門を卒業した林檎が親父の下で働き、会えない毎日でも俺達は順調。



そして、俺も4年の大学生活を終了した。



「相変わらず服が歩いてるみてぇだな」

「虎君っ!!じゃなくて…。おはようございます、専務」

「今日からお前、俺の専属秘書な」

「喜んで勤めさせていただきます」



本社に入った俺の秘書はやっぱり林檎っしょ。



これから毎日楽しくなりそうだ。



ホテルは翠と森谷に任せても大丈夫。



林檎の弟の海里と光輝が卒業してからは京平の下につけさせたし!!



俺ってやっぱり友情マン。



「川崎、コーヒー」

「はい、ただいま」

「灰皿」

「はい」

「パンツ何色?」

「赤です」

「答えんなバカ…」



俺、ますます頑張っちゃうよ~ん!!



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