麗しのワイルド ビースト
おかげで秘書としてそれなりに仕事はできるようになったけど。



今は虎君の秘書として頑張ってる。



車に乗っても虎君は仕事。



あたしも仕事…。



「今度のパーティいつだっけ…」

「明後日の20時からです」

「遅刻厳禁だな…。俺だけ行くからお前はゆっくりしとけ」

「どうしてですか!?私も行きます」

「いい、いらない」



パーティには一切連れてってくれなくなった。



意図はわからないけど前の方がそばにいれたような気がする…。



寂しいな…。



虎君はこの距離を感じてないんだろうか…。



プライベートな話し、最近全然してない…。



「本日はどちらへ行かれますか?」

「多分帰れないから会社に泊まる。明日の着替えは頼んだ」

「はい…」



『少し寝る』



そう言って目を閉じた虎君を見て泣きそうになった。



付き合ってないみたい…。



同棲初めてから1日も帰って来てくれてない…。



寂しくて泣きそう…。



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