麗しのワイルド ビースト
我慢しながらコーヒーをいれて虎君に持ってった。



「熱いので気をつけてくださいね」

「なぁ」

「はい?」

「セクハラしていい?」



へっ!?



久しぶりに虎君に抱きしめられてる…。



「ちょっ…」

「やべぇ…。ヤっちゃわね?」

「虎君っ!?ここ会社…」

「知ってる。お前がわりぃんだろ。あんな顔しやがって…」



荒っぽい虎君はどれだけぶりだろう…。



久しぶりに触られた体はもう止まらない。



もっと虎君が欲しい…。



「カワイ…」

「好き…。死ぬほど好きぃ…」

「今の状況でソレはねぇ!!ヤバ…」



久しぶりに体全部で感じた虎君に満足…。



でも動けない…。



「悪いな、帰ってやれなくて」

「寂しい…。あたしのこと避けるし…」

「歯止め効かなくなるだろ、林檎に触ったら」



久しぶりに名前呼ばれた…。



キュン…。



このまま離れたくない…。



「キス」

「虎君がして?あたし動けない」

「ワガママなヤツ…」



今、幸せだ…。



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