麗しのﾜｲﾙﾄﾞ ﾋﾞｰｽﾄ
そしてひとりで虎君が買ったマンションに帰る。



ご飯はいつも適当。



今日はコンビニで買ったパンだけ。



虎君もいないし自分のために作るのがめんどくさい。



お風呂に入ったら寝るだけの生活…。



せっかく用意してもらったキングサイズのベッドが寂しい…。



いつになったら一緒に眠れるのかな…。



朝に起きたら朝ごはんは食べないで会社。



今日は少し早かったかな…。



まずは虎君に挨拶。



「おはようございま…」



寝てる…。



まだ寝かせておこう…。



そっと布団をかけてから秘書室に戻った。



頑張って仕事してるんだからあたしも頑張らなきゃ!!



「おはようございま～す」

「あっ、専務寝てるからそのままに」

「わかりました!!そうそう、川崎さんって彼氏います？」

「な、なんで!?」

「合コン行きません？医者のタマゴの集まりなんですけど」



虎君という彼氏がいるんだから行くわけがない。



< 495 / 518 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop