麗しのワイルド ビースト
さっきのケンカのことだ…。
誰だか知らない…。
名前も、歳も、どのクラスかも…。
わかってるのはあの金色の毛と…。
目力。
「尾崎ってあの尾崎!?」
「あの尾崎しかいないでしょ!!」
3年生でいちばん腕っ節の強い先輩だ…。
言われてみるとあの蹴られた人って…尾崎先輩だったかもしれない…。
誰も手を出さない、目が合えば殺られる…。
目を着けられた女は全部自分のものにする。
そんな噂があるこの学校最強の先輩。
「そんな命知らずがいるなら見てみたいもんだ」
「モモ、あたしその人…」
に、告った。
はず…。
「その人知ってるの!?」
「さっき…」
『見た』って言うあたしの言葉を遮ったのはガラガラと音を立てて開いたドア。
「適当でいいから座れ~」
それは先生が教室に来たからだった。
誰だか知らない…。
名前も、歳も、どのクラスかも…。
わかってるのはあの金色の毛と…。
目力。
「尾崎ってあの尾崎!?」
「あの尾崎しかいないでしょ!!」
3年生でいちばん腕っ節の強い先輩だ…。
言われてみるとあの蹴られた人って…尾崎先輩だったかもしれない…。
誰も手を出さない、目が合えば殺られる…。
目を着けられた女は全部自分のものにする。
そんな噂があるこの学校最強の先輩。
「そんな命知らずがいるなら見てみたいもんだ」
「モモ、あたしその人…」
に、告った。
はず…。
「その人知ってるの!?」
「さっき…」
『見た』って言うあたしの言葉を遮ったのはガラガラと音を立てて開いたドア。
「適当でいいから座れ~」
それは先生が教室に来たからだった。