麗しのワイルド ビースト
確かに子供はカワイイけどやっと落ち着いて来たし…。



虎君とのふたりだけの時間もほしい…。



「また初めから子育てなんて何のために年子にしたのかわかんないじゃん…」

「だよな~…。大変なのは林檎だもんな…」

「虎君とゆっくりする時間がなくなるのがイヤ…」

「…………早く風呂出るぞ」

「へっ!?」

「メシ食ったらデザートに林檎食う…」



久しぶり過ぎるっ!!



ドキドキしてきちゃうじゃん…。



お風呂から出てご飯を出したら凄い勢いで食べ始めた。



大人になったね、虎君…。



髪は相変わらず黒に染めてて、時間がなくて切れてないせいかちょっとロン毛気味…。



カッコイイ…。



「先にベッドルーム行ってろよ」

「うん」

「マッパで待っとけ」



変わってない…。



やっぱり虎君が大好き…。



体も心も全部食べられちゃう。



むしろ食べられたい。



全部虎君にあげるんだもん。



「待たせたな。脱げ」

「ギャッ!!ムードがないっ!!」



あたしの旦那様は狼男。



一生野獣の獲物でいさせてね?



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