麗しのワイルド ビースト
目が覚めたらお互い裸だった。



まだ明け方…。



隣で眠るキレイな顔はお腹を満たして満足したようにスヤスヤと…。



もうこのままだったら体持たない!!



虎君を起こさないようにベッドを抜けてシャワーを浴びた。



ぬぁっ!?



キスマークだらけっ!!



首、胸、お腹、足、背中…。



至る場所にある赤い痣がなんだかドキドキさせた。



「おぉ、風呂で煮えたか」

「なんで起きてるの…」

「別にシャワーなんて浴びなくていいのに」



手招きする虎君に恐る恐る近付くとグッと腕を引かれて座りながらお姫様抱っこの形になった。



近付いてきたキレイな顔…。



「Good morning My apple」



それじゃあ食べ物のリンゴだよ…。



でも軽目の優しいキスには敵わない…。



好き…。



「昨日、ぶっ飛ぶくらいよかった?」

「なっ!?」

「あの林檎カワイかったなぁ~…。『おかしくなっちゃう~』だっけ?」



言ったっけ!?



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