麗しのワイルド ビースト
ギリギリ3時間…。



「いやぁっ!!」



その林檎の叫び声でガラッと開けた使われてない旧校舎の音楽ホール。



一斉にこっちを向いたバカ達。



制服のリボンが外されてる林檎を見た瞬間、笑いが止まらない…。



「クククッ…アハハハハハハハッ!!」

「ひとりで来るとはバカも大概にしろって話しだよな荒瀬。笑ってんじゃねぇよ!!」

「関係ねぇっ!!」



ガッツリ暴れるしかなくて。



最近林檎に会えてねぇから溜まるもんも溜まってんだよ!!



早く来いよ翠!!



どれくらい殴り、どれくらい殴られたかわからない。



さすがにこの人数じゃ勝てるわけもない。



しかも1対1とか言ってる場合じゃないことは確か。



暴れるだけ暴れた。



「虎っ!!」

「おせんだよおめぇらっ!!」

「わ、わりぃ…」



残り半分…。



相当キツイ…。



翠と光輝と尾崎が加わってくれたおかげでなんとか4人まで減らせた。



全員ヤバイ…。



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