麗しのﾜｲﾙﾄﾞ ﾋﾞｰｽﾄ

でも意外だったな、虎君があんな態度でうちの両親に接するの。



「ゴルフなんか出来ないのにどうするの？」

「あ!?マジで出来ねぇと思ってんのか？」

「えっ、まさか…」

「ゴルフやった事ねぇのに大口叩くバカどこにいんだよアホ」

「なんで!?野球とかもやたら詳しいし!!」

「どこでどんな話しされてもいいように知識は豊富にな？」



なにそれ…？



やっぱり虎君って謎…。



お坊ちゃんだからそんな教育受けて来たのかな…。



そういえば…。



「ずっと聞きたかったことがあるの」

「浮気はしてねぇぞ」

「違うよ!!虎君ってホストのバイトでもしてるの？」

「はい？」

「あたしを助けに来た時…スーツ着てたから…」

「…………」



やっぱりホストなんだ!!



いっぱいお金が財布に入ってるのもそれ!?



知識抱負なのは営業用!?



う、ウソだよね？



「虎く～ん？」

「ホスト…だよって言ったら別れる？」



マジなんだね…泣きそう…。