僕の詩
自転車
自転車のペダルってこんなに軽かったっけ
初夏の心地良い風邪が夏の香りを運んでくる
ペダルをぐいぐいと漕いで進むが行き先は決まっていない
銀色の荷台には君の姿はない
僕の肩に捕まっていたあの頃
もう随分前の筈なのに昨日の事のように感じる
もう君が僕の荷台に乗らない事は分かってる
僕の肩に捕まれない事も知っている
でも諦められなくて
一人で自転車に乗るのは辛すぎる
大事な物の重さがペダルに感じられない
ようやく緑色が濃くなってきた木々を見る
一瞬景色が歪んでその度に目を乱雑に僕の袖でこする
いつもと変わらない風が僕を包む
初夏の心地良い風邪が夏の香りを運んでくる
ペダルをぐいぐいと漕いで進むが行き先は決まっていない
銀色の荷台には君の姿はない
僕の肩に捕まっていたあの頃
もう随分前の筈なのに昨日の事のように感じる
もう君が僕の荷台に乗らない事は分かってる
僕の肩に捕まれない事も知っている
でも諦められなくて
一人で自転車に乗るのは辛すぎる
大事な物の重さがペダルに感じられない
ようやく緑色が濃くなってきた木々を見る
一瞬景色が歪んでその度に目を乱雑に僕の袖でこする
いつもと変わらない風が僕を包む