実はホントは白雪姫は、『王子様』、だったのです!




王子様




私の、王子様が、現れた





さっきの白雪姫に見とれてしまった遥は、ずっとぼぅっとしていた





「遥王子?どうなさいました?」





トトが、また心配そうに遥を見つめた





「な、んでもな「遥ぁ!!」





大きな声が聞こえた




声の方を見てみると、そこにはナオミール王国の王と王妃





「ち、父上っ!母上っ!」




「遥!!お前は・・・どうして家出なんかっ!!」




「ご、・・・めん、な、さい・・・」





迷惑をかけてしまった




父上と母上に、迷惑をかけてしまった罪悪感に襲われた




王国の王と王妃の後ろには、何人ものの兵がいた
< 39 / 48 >

この作品をシェア

pagetop