実はホントは白雪姫は、『王子様』、だったのです!
王子様
私の、王子様が、現れた
さっきの白雪姫に見とれてしまった遥は、ずっとぼぅっとしていた
「遥王子?どうなさいました?」
トトが、また心配そうに遥を見つめた
「な、んでもな「遥ぁ!!」
大きな声が聞こえた
声の方を見てみると、そこにはナオミール王国の王と王妃
「ち、父上っ!母上っ!」
「遥!!お前は・・・どうして家出なんかっ!!」
「ご、・・・めん、な、さい・・・」
迷惑をかけてしまった
父上と母上に、迷惑をかけてしまった罪悪感に襲われた
王国の王と王妃の後ろには、何人ものの兵がいた