実はホントは白雪姫は、『王子様』、だったのです!





気がつくと、涙がボロボロこぼれてきて






「遥・・・」






王妃も涙を流していた






「私、白雪姫のおかげで、そう気づいたの。





ワガママ言ってもいいんだよ?って、そう言ってくれたの!





・・・だから、だからっ!!





女の子に、戻りたぃ・・・っ」






泣いて、崩れ落ちると、母上が私を抱きしめた






「ごめんなさいねっ。気がつかなくて」





「・・・母、う、え・・・」





「ごめんなさいねっ?そうよね。遥は・・・遥は、






『女の子』だものね・・・?」





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