PINK OF HERO
♪♪♪
「うーん……」
今ステージでは、場繋ぎでDJのかけた音楽が響く。
MCの格好がいかにもな服装で、見てる方が恥ずかしくなる。
学祭って感じ。
「あれ、白石くんじゃない?」
友達が指を差し、あたしがそっちを見る。
「えっ」
白石くんは、ステージに上がってパフォーマンスの終わったDJに拍手する。
「ありがとうございましたー!
音楽サークルの、beastie girlsのみなさんでしたー!」
どうやら、白石くんは司会。
予想外のキャラだ。