PINK OF HERO

背中に擦れた熱さを感じる。
しかし、無事だ。

「え…………?」

「ばかやろう!!!!」






あたしは、ブラックの腕の中に居た。

こんなに焦ったブラックを、あたしは見たことが無い。





「なっ!なんやねんわれ!なにもんや!」


煙の立つ焦げたステージに、ブラックが立ち上がった。






「うるせー……………」



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