PINK OF HERO
「レンジャーピンクだって!さっき助けてもらって惚れたらしいよ!あはははは」
「子どもかって!!ウケる」
「…………あ、あははは。」
な、なんだあ。
つーか………
それ、あたしだし!!!!!!
白石くんは、やっぱり不思議な人だ。
せいぜい幸せになってくれ。無理だけど。
「簡易ステージ復旧させましたー!
ホカホカキムチさんのライブ始まります!」
学校に、白石くんの声が響いた。
アナウンスと共に、あたしは友達と顔を見合わせて笑った。