PINK OF HERO

「あっ白石」
帰り際、盛り上げてたA大生の一人が余計な提案をした。

「ももちゃん送ってやれよ」


その言葉をきっかけに、白石くんはみんなに茶化されあたしは帰れない空気になった。
「いや…いいよ、近いし!」
「だめだよ!もう暗いし!危ないって」
「白石!男を見せろ!」


うーん……
普通に危なくはないんだけどね…レンジャーだし。

しかし、場の空気に白石くんもあたしと目を合わせる。

「…桃谷さん、一緒に帰ろう」


う、うーん…



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