PINK OF HERO

「みっちゃん!それもし年上だったらどうすんの」
黄田がみっちゃんをなだめながら笑う。
「そのときはどうもすみませんでした」

「あははは」
「謝んのはえー」
酔っ払いみっちゃんにみんな手を叩いて笑う。

生意気と言われた黒沢が余裕でみっちゃんに聞く。
「みっちゃんは何歳?」
「みっちゃんって言うな!25だよ!」

えっ、そうなんだ
「オッサン…」
「ももちゃんまでオッサンって!泣くわ!」
テンションの上がったみっちゃんが、デブの胸ならぬ腹で喚いた。
「あははは」
なんかよく分からないが、みっちゃんは黒沢を敵視している。
「ごちそーさん」
みっちゃんがわーわー言う中で、黒沢はカレーを食べ終わっていた。

< 89 / 116 >

この作品をシェア

pagetop