Distance of mind

―――・・・


そして握手会終了。


店内はさっきの混雑が嘘のように人が少なかった。


「あたし達も帰ろっか。」


「うん!・・・あ、ごめん、帰る前にちょっとトイレ行ってくるね。」


そう言って優希は小走りでトイレに駆け込んだ。



篠崎理玖くんって...
優希が言ってた通り、本当かっこいいんだなあ。


フワフワした気持ちでそんな事を考えて優希を待っていると足元に何かが落ちているのを発見した。


「なにこれ?」


拾い上げてみると、なんだか高級そうな指輪だった。
綺麗な青色をした宝石がついている。


「誰のだろう...?」


...あれ。
見た事があるような気がするのは気のせい??



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