Distance of mind
「なにかお礼させて欲しいな!一回、俺の楽屋来ない?」
「・・・え、ええぇえぇぇええぇええええぇ?!」
店内に響くあたしの声。
し、しまった・・・。
「ダメかな?」
「い、い、いえ!!!全くそんなこと!!!」
すると篠崎理玖は、優しく微笑んで「こっち」と手招きをしてくれた。
ちょこちょこと後を追う。
前を歩く篠崎理玖からは、なにやら甘い香水の香りがした・・・
――その時だった。
ヴーヴーヴー・・・
あたしのケータイにメールが届く。
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From;優希
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麗那ドコいっちゃったの?!
見つけれないよ~orz
―END―
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あ・・・
優希のこと、忘れてた・・・