Distance of mind

「なにかお礼させて欲しいな!一回、俺の楽屋来ない?」

「・・・え、ええぇえぇぇええぇええええぇ?!」


店内に響くあたしの声。


し、しまった・・・。


「ダメかな?」

「い、い、いえ!!!全くそんなこと!!!」


すると篠崎理玖は、優しく微笑んで「こっち」と手招きをしてくれた。


ちょこちょこと後を追う。
前を歩く篠崎理玖からは、なにやら甘い香水の香りがした・・・



――その時だった。


ヴーヴーヴー・・・

あたしのケータイにメールが届く。



―――――――――――――――
     From;優希
―――――――――――――――


麗那ドコいっちゃったの?!
見つけれないよ~orz

     ―END―

―――――――――――――――



あ・・・
優希のこと、忘れてた・・・


< 8 / 23 >

この作品をシェア

pagetop