びいだま
やわらかく甘い夢
駅から出ると、「ちょっとごめん」といって瑞貴は近くのコンビニに入って本当にすぐに出てきた。
握られてるのは大きな包み。
つきあってほしい、ってまさかこの買い物?
「で、ここ」
「??」
瑞貴が目で指したは、本当に駅と間近のマンション。
??
そして、はい、と私に包みを渡した。
「瑞貴?」
「俺ね・・・・本当に、こんなに情けない奴だと思ってなかった。グズグズするし、あきらめが悪いしさ・・・・果歩のこと、本気なんだって、この前も言ったろ?だからごめん、急には消せないよ・・・」
「瑞貴・・・それは・・・・・」
「でもさ、俺もフェアで行きたいし。だろ?俺一応スポーツマンだしさ」
???