びいだま

お店の中は、黒色カーテンを引いて、真っ暗にしたなか、間接照明と、ムーディーな音楽。



設営をしたのは、皆でしたからわかってるはずなのに、ここが教室だなんて、本当わかんない。


本当の、お店みたい・・・・・。



「こんにちは~~♪」


いやにのりが良い男の子が、メニュー表を持ってきてくれる。


「みんな超かわいいね。3年のスタッフの子だよね。えっと・・・・コマキちゃんに、カホちゃん、そんで・・・・?」


マアコでとまった男の子に、「マアコちゃんでーす」とコマキが明るく答えた。



「そっか~。今日は楽しんで行ってね~」


「うん。ありがとう!」



話し声がすごいにぎやか。



店員役の男の子も、お客さんの女の子も、みんな楽しそうに話をしたりしてる。



ユウは・・・・どこにいるのかな。



このお店が成功してよかった、と思う反面。



ユウが他の女の子といろいろ話したり、お世話したり(?)してんのかなぁ、なんて考えると、かなり複雑。



しかも、あの外見だし・・・・。


やだな・・・・好きになる子とかいたら・・・。



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