びいだま

「それにさ、果歩。さっきもホスト役の男子になんか言われてたでしょ」



「そう、だったっけ・・・・」



さっきのことなんて、あんまりもう覚えてないし。



「はぁ~~~・・・・そうかとは思ったけど、果歩ってやっぱりすごい天然だよね」


「??」


「果歩さ、結構人気あるんだって、知らなかった?」


「え?誰が?」


「果歩が!」


・・・・・全然・・・・。



首を横にふる
私を見て、コマキは、はぁ~とため息をついた。



「やっぱり、っていっちゃ、やっぱりなんだけど・・・・・・・。果歩、だからさ・・・別に垣っちじゃなくてもいいんじゃない?」


「え?」


「他の男の子、っていう道も、あるんじゃないかな」


「・・・・・」
















< 153 / 486 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop