びいだま



「好きだよ・・・・・すげー好き・・・大好き」




・・・・ユウの瞳に吸い込まれそうになる。


それはずっと望んでた言葉のはずなのに、驚きのほうが大きくて、私は条件反射のように、ユウの顔を見つめたまま答えた。




「私も・・・・・ずっと好きだよ。ユウのことが好きなの」





その言葉とともにこらえていた何もかもが、胸の奥からせり出してきて、瞳から流れ出す。


それは、頬を伝って、私の顔を包み込むユウの掌にぽたりと落ちた。












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