びいだま


「果歩ちゃんあのね、あのね・・・・・って、あ・・・・ユウは一緒じゃないの?」


「あ、うん。今なんか飲み物買ってから来る、って・・・・」


「あ。そう・・・・」



そう言ってマアコはふーっ、と大きく息をついた。



「・・・・どうしたの?」


「ん~~・・・ユウがいないから、いいっか。果歩ちゃんだけに言うね?あのね・・・・」



こそこそと耳元にささやかれた言葉は・・・・



「えええっ?本当~~??」



思わず叫んだその口をあわてて手でふさいだ私を見て、マアコは恥ずかしそうに笑った。


頭の中に何度もこだまする。マアコの言葉・・・。




・・・・・病院の先生と・・・・付き合ってるの・・・





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