びいだま

コマキには・・・・王子様のことはさすがに言えない。


そう考えると、私はこの高校生活でほかに相談できる人もいないんだ、って急に虚しくなった。


学校・・・・行きたくないな。


それでも、のろのろと電車に乗って学校に向かう。


そういえば・・・・通勤のお父さんたちの顔も・・・・なんだか疲れてる。


窓に映った私の顔と・・・なんだか似てる。


うんうん。


お父さんたち、がんばってるんだよね。


電車通学3年目にして、ようやくどうでもいい親近感を覚える私。


お父さんたち!がんばろうね!


私も、頑張る!!



なのに・・・・なのにぃ~~!?


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