びいだま

「だから、しばらくばたばたするから電話、できないかもしれないけど・・・」


「うん。大丈夫」


「本当に?」


「ホント!ユウに会えるから・・・それにちょうど私も試験があるし・・・・」


「おお、そうだよ。お前電話してる場合じゃないよな?」


「・・・・だ、大丈夫、だもんっ」



ユウの声がいつも大きなパワーになってることくらい、ユウだってわかってるでしょ。



「ハハハ、果歩今絶対ほっぺた膨らましてるだろ」


「そ、そんなこと・・・・」


「バレバレだっつーの・・・・・あ~あ、早く果歩に会いてーよ。本当は黙って行くつもりだったのにな・・・・ばらしちゃった」


「なっ・・・・そんなこと考えてたの?もしそんなことしたら絶対に私心臓が止まっちゃうから」


「俺も、今果歩に会ったら心臓止まるかもな。嬉しすぎて・・・」


「ユウのバカッ!」



< 293 / 486 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop