びいだま

レースのカーテンごしにさんさんとふりそそぐ、白い光の中で、飴色に輝く少しウェーブした髪の毛が、まるで、昔絵本で見た天使みたいに思えた。



天使みたい……ユウ……。


なにか神聖なものを見てる、そんな気がして、私達は声をかけそびれた。



゛天使゛は、その光の中に、何かをゆっくりとかざした。



………?
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