びいだま
瑞貴は目を伏せて少し照れたように笑った後、ふっ、と短く息を吐いた。
「どんだけ、お前が俺の中で大きいのか、再確認したよ」
ひとつひとつ言葉を確かめるように、言葉をつむぎ出す瑞貴の姿に
トクン、トクン
心臓が静かにはねる。
けど、
瑞貴・・・・、私ね・・・・
口を開こうとしたその時に、
彼は、ポケットから何かを取り出してから、もういちど息を大きく吐き、目を閉じた。
「俺は・・・・」
そして、私をまっすぐに見つめる。
「俺の気持ちは、変わらないから。昔もこれからも・・・・ずっとずっと好きだよ」
瑞貴・・・・。
私は・・・・・
私は・・・・・・・