びいだま

「う、うん」

「・・・・そ、そうそう。お友達になっちゃったの。そだ。私の名前、まだだったよね。コマキ、って呼んでね!」


コマキが明るく言ってくれて助かった。



「ふふ・・・・はじめまして。私は真亜子です。マアコ、って呼んでね」



そう言ったマアコは、私のほうを見てから、すぐに後ろのユウを振り返るように見上げた。



「彼女でしょ?・・・・カホちゃん。私すぐにわかったよ」


「・・・・あぁ」


車椅子に手をかけたままうなずくユウは、決して私と目を合わせようとはしてくれない。



・・・・・やっぱり、怒ってるんだ。


私が、友達のラインを超えて告白したことに。




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